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若手ビジネスパーソンに向けたスキルブログ

【2020年最新】ビジネスにおけるデザイン思考【すべて応用できる】

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ビジネスパーソンにおけるデザイン思考とは何か

ジャスパー・ウ氏の著書『実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決』を元に自身の体験と考えを交えて解説しています。

  ※この記事は3分で読めて、読み終えた後はデザイン思考の考え方を理解しています

 

中心で考えるべきは人

デザイン思考とは、デザイナーが持つ考え方のようにとらえているでしょう。ここで定義するデザイン思考はそうではない。あくまでビジネスにおけるデザインである。結論、ビジネスにおけるデザイン思考とは「問題解決の考え方」である。さらにいうと、人々がもつ本当の問題を解決するための考え方(マインドセット)である。「人」を中心にすべてを考えるべきである。世の中のサービスや製品、ビジネスにおける事象において「人」が関与する。また人々は環境に適用し、新しいサービスを取り入れ進化していく。

 

それは今のコロナ禍でも起こっている。5年以上も前から働き方改革やテレワークなどキーワードは先行しており、様々なデバイスやサービスが提供されていたが、日本では一部の大手企業やベンチャー企業のみが取り入れていた。しかしながら、ここ数ヶ月ですべては一変した。ビジネスパーソンは強制的に在宅勤務に適用するしか選択肢を失った。は必要になればそのサービスのユーザーになる。

ここで考えるべきは、人々を理解し、すべての人々がユーザーであり、将来のユーザーとなる可能性がある。デザイン思考とは「考え方」であってフレームワークではない。何かが発生してから考えて対応開発するものでもなく、日々考えるものである、

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JUST DO IT

重要なのは「Just do it」 とにかくやってみる

何もしなければ始まらない、正しい方向であるかもわからない。よく新規事業開発担当者が陥るケースとして、単なる情報屋になる場合がある。自ら情報収集し、様々な関連企業と商談をおこない、社内報告をすることで、「何か成し遂げた」気になってしまう。そこで満足してしまうのだ。当然だ。周りの関連企業はどうやって金を引き出すかを考えているのだから、良い反応と良いは話しかしない。それを真に受けていてはいけない。まずは何をするにしても、とにかくやってみて結果を出すことである。悪い結果でもいい。初期段階での悪い結果は許容範囲である。逆に時間をかけていて悪い結果を出す方が影響が大きい。

 

デザイン思考のプロセス

取り組むべきトピック、ビジネス、モデルを決めた後は

①共感②定義③アイデア④プロットタイプ⑤テストの順番にデザインしていく。

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デザイン思考の順番

①共感・・・課題を見つけるためにユーザーとなる人や企業に共感する

②定義・・・共感から見つけた課題を定義する

③アイデア・・・定義した課題を解決するアイデアを出す

④ プロトタイプ・・・アイデアのプロトタイプを作る

⑤テスト・・・プロトタイプをテストする

 

デザイン思考をやってみよう

①共感にも3つのレベルがある。

1、ユーザーを観察する

2、自分で体験してみる

3、ユーザーに直接聞いてみる(新鮮なうちに)

ユーザーへ直接聞く際は「極端なユーザー」を入れることがお薦め。

 

ユーザーに聞くときの5ヶ条

①答えを提案しない

②沈黙を恐れない

③矛盾を探す

④非言語の手がかかりに気づけ

⑤回答を深掘りする

⑥「なぜ?」を使う

 

定義設定のブレインストーミングのポイント

集めて情報を元にチームで定義設定の場を設けよう。その際のポイントはファシリテーターだ。そのポイントは以下6つ。

ファシリテーターを見つける→自ら率先する

②スペース(場)を見つける→円卓など

③チームにエネルギーを与える→スナック、ドリンクなど

④トピックを明確にする→広がりすぎないように

⑤時間を設定する→分単位の短い時間で区切る

⑥人数は6〜8人

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良いファシリテーターを目指そう

良いファシリテーターとは

①全員を参加させることができる

②勢いを同じに保つ

③会議に刺激を与える

④柔軟であれ

⑤発散と集中を意識する

 

定義で問題を見つけるには

問題の大小の調整が必要である。大きすぎるものでも、小さすぎるものでもなく、可能なレベルで考える

 

ユーザー心理を見るには名詞ではなく、「動詞」で考える。

〜するために動詞が必要であるなど

 

着眼点=POV作ろう

イデアの中でpoint of view(以下、POV)を作り上げる。

実行可能な問題定義に変換し、次に述べるべきものをHow Might We(以下、HMW)を作成しよう。

 

「①」は「②」をする必要があった、なぜなら「③」のためだ。

 

「」の項目に以下の内容を埋めるとPOVが出来上がる。

①今回のユーザー

②ユーザーのニーズ

③驚くようなインサイト(ユーザーに対する気づき)

 

POVは単に事実を述べるだけでは不十分である。

驚くようなインサイト、想像したユーザーのストーリーが重要になる。


HMVでまとめよう

我々はどのような●●●を●●●で解決するとまとめていく。

HMVに落とし込む際の10カ条

1、良いところを伸ばす

2、悪いところをなくす

3、ひっくり返して見る

4、前提を問い直す

5、形容詞を変えて見る

6、他のリソースを使う

7、ニーズやコンテキストから連想する

8、トピックに着眼点を適用してみる

9、現状を変えてみる

10、着眼点を分割する

 

イデア出し

イデア出しを行う際のマインドセットは以下を意識しよう。

①ジャッジしない

②大胆にいこう

③「Yes,and」

④一度に発言できるのは1人だけ

⑤トピックに集中する

⑥可視化する

⑦質より量

 

次に、でたアイデアを絞っていいく。絞る際の基準は以下。

①最も成功する可能性が高そう

②最もユーザーを喜ばせる可能性が高そう

③最も画期的であるか

 

また、以下の基準も有効である。 

①市場に出した時のインパク

②コスト

顧客満足度 

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プロトタイプのマインドセット

いよいよアイデアを実際にプロタイプとして展開していこう。

しかりとしたマインドセットでプロタイプを用意することが重要。

1、プロトタイプはユーザーに対する質問するツール

プロタイプあくまでユーザーの課題解決に対する答えとしてどうか?っといた質問の位置付けとして考えて用意していこう。ポイントは以下3点。

  ①ユーザーがプロトタイプからどんなことを感じているか

  ②どうやって使うか

  ③これがユーザーのニーズを満たすものなのか

 

2、プロトタイプは自演ではない

1でも述べているようにプロタイプは完成品ではないので、デザインなどは問題ではなく、ニーズを満たすかが重要なポイントである。

 

3、早く失敗する

早い段階で失敗しないと、後々の失敗はコスト、時間ともにかかるため、できる限り早い段階で失敗しよう。

 

プロトタイプはアイデアを検証するものであり、必ずしモノ作りではなく、アイデアのニーズを確認するものである。

 

テスト(プロタイプの検証)

最後はプロタイプのテストである。やり方次第で評価における様々なバイアスがかかる可能性があるので、以下のポイントを抑えておこう。

1、魅力、機能の狙いや発案者名などの情報をユーザーへ伝えない

2、ユーザーのふるまいを観察する/説明をでき限りしない

3、ユーザーの体験をきく

4、深く掘り下げて聞く

 

まとめ

デザイン思考はビジネスにおいてとても重要であり、様々な場面で活用することができる。

0.取り組むべきトピックスを定める

  1. ユーザーに共感する
  2. 課題を定義する
  3. 課題解決のアイデアを出す
  4. プロトタイプを用意する
  5. テストする

実態のあるモノでなくても応用できるので、研修や会議、サービスなど様々なところで活用してほしい。